7年振りに…

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4回ぐらい家を出入りした結果、アタシはまた家の中に入った。 玄関でそのまま声を押し殺し泣いてると、部屋から直哉が「愛?愛??」と眠たい声とびっくりしている声が聞こえてきた。 何回も直哉がアタシを呼ぶのでアタシは玄関から「はい…」と言うと直哉がパンツとスェットを履いて玄関へ歩いてきた。 直哉はアタシを見た瞬間、「どないしたん?お前何で泣いてんねん」ってゆわれた。 アタシは首を横に降るだけでそれでも何とか泣くのを止めようとした。 直哉が「俺が寝たから怒ってんの?」とゆうからアタシは「だって寂しいんやもん」と言うと「寂しいってお前今までそんな事ゆった事ないやん」ってちょっと笑いながらアタシに言った。 普段アタシは強がりで強情で素直じゃなくて、過去の彼氏からも《あまのじゃく》と言われる事も…でも本当はめちゃめちゃ寂しがりで強がってるけど、心はかなりもろいし泣き虫やし弱かった。
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