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男の身体が四方に散ってから96時間後
緑の樹木が生い茂る森の中に廃病院のような建物がある。
周りにはそれ意外の建物は見受けられない
その廃病院らしき建物の前に3台の車が停まっていた。
廃病院らしき建物の正面には『天神紅葉の里老人福祉センター』と掲げられていた。
その建物から女の声がする。
「先生、私の実験はこれで終わりにしようと思います。」
とても小柄な少女のような女がそう言い終わると小さな拍手がなった。
「素晴らしいよ命さん。流石だ。FBIなんかも相手にしたのかな?。いや、本当に素晴らしい!!ねぇ先生」
拍手を送っていた男は立ち上がり『命』と呼ばれる女に歩み寄り叫んだ。
「大君、少し落ち着いて下さいうるさいですよ。先生の身体に障ります。」
部屋の端に椅子を置き足を組んでいるインテリ風の男がいう。
「ごめん、ごめん」
大と呼ばれる男はインテリ風の男に手を合わせて誤りながら、もといた場所へ戻った。
大が戻ったと同時に三人は同じ方向へ目線を向ける
大が抑え切れないかのように言い出す。
「先生!!次は僕にやらせて下さいよ。孔さんには悪いけど、どうしてもやりたいんだ。」
しばらくの沈黙の後、大は立ち上がり命と孔に頭を下げて大は部屋を出ていった。
「やっと僕の実験の番だ……頑張るぞ!!」
笑みを浮かべながら大は車に乗り込み森を抜けていった。
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