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「確かなコトは、人ほど醜く生の理に反した生き物はいないということだよ。」
『私』の話はまだ続くようだ。
「人は狼やライオン、熊、その他様々な生き物をケモノと言うが人こそが獣なのではないかと思うのだよ。」
ふいに『私』が思い出したように言う
「そうそう、重要なコトを言い忘れていたよ。」
「その部屋のドアの鍵は開いているのだよ。私としたことか忘れていた、すまないね。」
「さて、話をもとに戻そう。つまり私が言いたいコトだがね・・・・・・・・・」
(鍵が開いている?確かにいまそう言ったよな・・・・・・・・!?)
(ってきり監禁されていると思って一度もドアに手をかけていなかったな)
(全くバカだな俺は。そんなコトにも気付かんとは・・・・)
男は立ち上がりモニターに向かって言う。
「お前のお遊びには付き合ってられねぇよ」
そう言い放つとドアに向かって歩きドアノブを回しドアを開けた。
その瞬間
けたたましい爆音と共に男の身体は四方に飛んだ。
モニター映像は流れ続けている
「※→〇@#*~と言う訳だ。」
「さて、最後になるんだがドアを内側から開けないほうが良い。ドアの外には死が待っている。」
「だが、安心して欲しい。君の死を取り除いてくれる者が直に訪れる。」
『私』 は一息おき言う。
「さぁ選択しなさい。」
「生か死か」
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