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先程までいた大助の姿が忽然と消えていた……
「ﾋﾟｸﾘ、かっくんが逃げた？ﾆﾔﾆﾔ大丈夫です……そこです！」
そう言って香魚遊が男子トイレの中に堂々と入っていく…………悲鳴が聞こえた。
「ﾆﾔﾆﾔ見つけましたよかっくん🎶さぁ、約束の物ですﾆﾔﾘ、その代わりかっくんも約束を守ってくださいね？」
また悲鳴が聞こえた、トイレの中に入っていった兜が暗い表情で出てきた…
「兜どうだった？ちゃんと約束の物はあゆゆから受け取った？」
亜梨子が大助はどうでもいいという顔で兜に聞く。
「あぁ……だがコレを受けとるために、あいつを生け贄にするなんて……」
「だって仕方ないじゃない、大助の頼みじゃないとあゆゆは貸してくれないもの。」
そう言って亜梨子は“一つ目”の罠を仕掛ける
「二つ目は詩歌と初季が仕掛けてくれるハズだわ」
そう言う亜梨子の後ろで大助の悲鳴が響いていた…
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