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詩歌&初季
「ねぇ初季……コレどうするの?」
そう言った詩歌の手には沢山の花火があった。
詩歌達がいる場所は屋上である…が、普段は鍵が掛けられている。
「それをセッティングしとくんだよ~ん」
そう言って初季は屋上に降り立つ、彼女の背中からは羽が生えていた。初季の虫は同化型といって非常に珍しいのである、虫と同化した初季は空が飛ぶ事が出来るため、屋上につれていってもらったのだ。
「センティング?ing?センティさんの現在進行形?」
詩歌が真顔で訪ねる。
「違うよ~ん、しかし花火を置いててもどうやって火をつけるんだろうねん?詳しく聞いてないよん」
カラスヤンマに似た虫が初季との同化をといている、心配そうに初季が聞いている。
「うん、私は聞いてたけど忘れちゃった♪」
詩歌が笑顔で言う、とりあえず2人は自らの役目を終え教室に帰った。
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