夢潰すテスト

3/14
前へ
/155ページ
次へ
  詩歌&初季   「ねぇ初季……コレどうするの?」 そう言った詩歌の手には沢山の花火があった。 詩歌達がいる場所は屋上である…が、普段は鍵が掛けられている。  「それをセッティングしとくんだよ~ん」 そう言って初季は屋上に降り立つ、彼女の背中からは羽が生えていた。初季の虫は同化型といって非常に珍しいのである、虫と同化した初季は空が飛ぶ事が出来るため、屋上につれていってもらったのだ。   「センティング?ing?センティさんの現在進行形?」 詩歌が真顔で訪ねる。 「違うよ~ん、しかし花火を置いててもどうやって火をつけるんだろうねん?詳しく聞いてないよん」   カラスヤンマに似た虫が初季との同化をといている、心配そうに初季が聞いている。   「うん、私は聞いてたけど忘れちゃった♪」 詩歌が笑顔で言う、とりあえず2人は自らの役目を終え教室に帰った。
/155ページ

最初のコメントを投稿しよう!

257人が本棚に入れています
本棚に追加