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大助たちは教室に戻ってきた。
「帰ってきたわね、茶深とコノハ大丈夫だった?」
心配そうに亜梨子が茶深たちに駆け寄る。
「俺はどうでもいいのかよ」
という大助のツッコミは軽く流した。
「ほら、テストの回答よ」
茶深はメモ用紙を詩歌に渡す。
「これで100点とれるんだね~」
そう言って回答を書き写している、1時間目は大助たちの大勝利だ。
「詩歌、書き写したら次は私よ?」
「いや、普通はコノハが先だろ!?、回答もってきたんだし」
「コノハは成績は中の上の下だから後よ!」
とりあえず詩歌、亜梨子、コノハ、初季、兜、という順番で回答を回してくる。そして最後の大助に回った時に悲劇は起こった!!
「利菜ぁ~助けてぇ~」
教室の扉を粉砕して入ってきたのはムカデにしがみついたセンティだ、涙目になって教室に入ってくる。
「どうしたのよセンティ!、何で扉を壊して入ってきたのよ!誰かに気付かれたら……」
利菜が言い終わらないうちに巨大なケジが突っ込んでくる。
「逃がさんぞムカデ!、……ん?かっこう何だその紙は!?貴様まさかカンニングを……お前達全員グルだな!教頭室まで来てもらう!」
暴れ庶務かなたが怒声をあげて入ってきた。
全員がセンティを睨む…そして
「てめっ、何俺様達まで巻き込んでんだ!死にやがれ!」
「センティ!あなたのせいで私達まで疑われたじゃない!」
「亜梨子サソリ固め!!」
「流石の私も許さないよ~ん」
「あんたのせいよ!」
アンネ、利菜、亜梨子、初季、茶深達の集団リンチが起こった。
「えぇ!?利菜までリンチを…!?」
ボコボコにされながら訴えている、女子は怒ると怖いのだ、新たに認識する。
公開処刑はいっこうに続く中をかなたが止めた。
「わかった、もういい!お前達は許してやる」
だがリンチは止まらない。
「センティがテストに遅れたせいで私達が疑われたのよ!?許さないわ」
亜梨子はさらにコブラツイストをセンティにかける。
「わかったから止めてやれ、疑いは晴れた!ムカデはただ遅刻しただけだな!?だから止めてやれ!泡吹いてるぞ!」
「ホントに?」
利菜が聞く
「本当だ…俺は帰らしてもらう」
そう言って教室を出ていくかなたを見送った。
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