予感

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初日のクラブなのに 足が進もうとしない。 バスケットボール部に 入部届を出していた私は 今日、一日中考えていた。 なぜ 男女一緒に 練習するのか、、、。 人数が少ないらしいから 仕方がないんだけど… 心の奥では納得できない。 「1セット目~!!!」 先輩の声が聞こえる。 入部届を提出した日は クラブができる日を 待っていたのに、、、 「あれっ?菜実ちゃん、 どうしたの? クラブ始まってるよ~」 先輩に声をかけられ 我に返った。 「あっ、、、 今行きま~す!!」 「分かった! じゃ今日は体育館だよ♪ みんな待ってるから!!」 「はいっ・・・・」 私は 重い足取りを 引きずるようにして 体育館へ向かった。 「6セット目~!! ファイトー! 一本目~!!!」 私は6セット目と 聞いて 急いで練習に参加した。 ・・・・・・。 6時30分。 クラブが終わる。 家に帰るまで 何をしてたのか 自分でも分からない。 何を考えていたのかも 分からない。 何がしたかったのかも 分からない。 何もかもが分からない。 そんな日が何日も… 何ヵ月も続いた。
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