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『ピピピ!・ピピピ!』
頭の中で不快な音が聞こえる。
「うるさいなぁー、もう少し寝かせてよ」
しかし、音の発信源はそんな少年の願いなど聞かずただひたすら、音を発し自信の役割を果たす。
そしてさらに少年を起こそうと援軍が来てしまった!
「カケル!いつまで寝てるの!はやく起きなさいっ!」
ガバッと布団をひっぺがしカーテンを開け少年にこれでもかと言わんばかりの大きな声で叫んでいる。
「眠いよ~」情けない事を呟きながら目を擦る。
「さっ早く起きて、歯磨いて、着替えなさい!今日からまた学校でしょ!」
そうだった今日から僕は小学4年生だ!
「分かった?だったら早く支度して、ごはんもできてるからね」
「は~い」
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