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「何か言ったか?」
響平が言うと四人は黙ってご飯を口に運んだ。
「美里、おまえ今日はテニス部に行ってこい」
席を立ち上がり、キッチンに入って、ご飯と味噌汁を盛り付けてる響平が言った。
「えっ?私がいなかったら夕飯や洗濯が……」
美里の手が再び止まった。
「心配すんじゃねえよ、俺らで何とかするからよ」
「でも……」
「たまには休め」
ご飯と味噌汁を自分の席に置き、美里の頭を軽く撫でた。
その響平の行動に美里は珍しく赤面していた。
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