一日の始まり

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「みんな、起きなさい!朝よ」 長女、美里の声が家中に響き渡った。 一番最初に目を覚ましたのは三女、美琴だった。 美琴は目を覚ますと、ベットから起き上がり、隣の部屋に入った。 隣の部屋では次女、美香が気持ちよさそうな顔で、よだれを垂らしながら寝ていた。 「起きろ、馬鹿」 美琴はそう言って二、三度美香の腹に蹴りを入れた。 「うっッ!」 美琴の蹴りはなぜかいつも鳩尾にジャストで入る。
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