一日の始まり

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美琴は小学五年生とは思えない口調でそう美香を罵ると、謙介の方に顔を向けた。 「謙介、真哉兄様は?」 美琴の顔は寝ぼけているのか普段からそうなのか、目が半分くらいしか開いていない。 そんな顔で美琴は謙介に尋ねた。 「真兄?家にいるんだから部屋か居間じゃないの?どうでもいいし」
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