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美琴にとって長女、美里と次男、真哉は最も尊敬出来る兄と姉だった。
美琴はそれを聞くと、真哉の部屋を覗き、真哉がいないことを確認すると、全速力で階段をかけ降りて行った。
居間のドアの前で、呼吸を整え、ドアを開けて二人にあいさつした。
「おはようございます。お兄様、お姉様」
さっきまでの毒舌を吐いていた人物とは思えない程の変わりようだった。
「おはよう、美琴」
長女、美里が笑いながら、キッチンから声をかけた。
「ああ、おはよう」
制服を着て身なりを整えてる次男、真哉も続けて言った。
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