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タカシはシュウヤの後を追って走った。シュウヤはさすがに速いが…あの女の子は更に速い!まさか…あの娘は人間じゃないんじゃないか…?女の子がトンネルを抜けて更に先へ走る。シュウヤがトンネルを駆け抜けた時にタカシは走りながら「シュウヤ、止まれー!」と叫ぼうとした時だった。タカシがトンネルを駆け抜けた瞬間にトンネルの脇から細く長い青白い手が伸びてきてタカシを引き寄せた。「あっ…」タカシは声を漏らした。そのままタカシはバランスを崩して急な坂道を転がり落ちた。転がりながら悲鳴を上げたが次の瞬間に頭に何かが当たり意識はプツリと途絶えた。
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