episode①

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日曜の晴れ渡る青空 「アニキ…何か?闘志満々でバットやら木刀持った族10人ほど外に居てるで……」   この状況の中!とっさにアニキに、ゴルフクラブを手渡した…   「ん?何じゃ?これは、何に使うんじゃい!」とアニキの表情が変わった…   「何にて、相手10人も居てるさけ!バットやら木刀持っとるで!」   おいらの心配に耳も貸しくさらんアニキ…   「阿呆んだら!あんなもん持ってたかて、よう殴るかえ!見とれ」   言うなり玄関から飛び出して行きよった……    「アニキ!おいらも行くわい!」と気合いを入れたが……   「邪魔じゃ!」   の一言であった………    「我かえ!春木のコウジ言うのは!」と…相手が言い終るか終らないかの瞬間 「ぐちゃ!」何か飲みかけのペットボトルが、ひしゃげたような音が……その数秒後、アニキの笑う声が…  「ぎゃはははッ!」   アニキの鉄の頭の!パチキ(大阪弁=頭突き)一発で終止符が、うたれた…他の!ひと山なんぼの、シャバ男君達は…一瞬の出来事に、戦闘意識喪失……   (下の部屋から、酔っ払いオヤジの笑い声が…」   何ちゅう親やぁ………    【コウジ小学⑥年生…ケン④年生の夏休みの、甘酸っぱい♪出来事であった…】
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