‡夢から夢への目覚め

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オレには変な癖がある しかも一つや二つではない 今みたいに心の中で考えている事を口に出してしまったり 頭を抱えながら部屋中を猛ダッシュしたり… その訳の解らない癖のせいで今まで散々恥ずかしい思いをしてきた。 「…マッキー、おはよ」 紅潮する頬を隠しながら席に着くと背後から明るい声がした 友人の櫻井 あかり[サクライ アカリ] だ。 「あ、おはよう…」 あーたんはプリッツをつまみ食いしながらニコニコと笑っている 昨日の夢がフラッシュバックする 『言うこと聞けない御馬鹿サンは首チョンパよ!!』 「…ゥひぃっっ!!」 「…どうしたの?マッキー?」 「いや、なんでもッッ!!!」 …一瞬プリッツが鎌に見えた。 やばいな、相当キてる。 「……とりあえず僕からは以上。この後は掃除になりまーす。‥まぁ進路希望調査だけは提出して帰って下さいね」 淡々とした口調で告げると 担任はそそくさと職員室に戻ってしまった。 …滅茶苦茶いい加減だ。 とりあえず掃除を済まして…、と 机を運びながら考えていると、教室のドアの前に甘利 好雪[アマリ ヨシユキ]が立っていた。  
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