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3限目の英語の
授業が終わって、
休み時間。
教室の後ろの方から
笑い声が
聞こえてくる。
「I am a pen!」
「I am a pen! あはは」
ひょうきん者の
フミオの声だ。
フミオのまわりには
いつも自然と
クラスメイトが
集まった。
ダイキが
フミオの横に立つ。
遅れず僕も。
そして、
いつものように
ミニコントが
始まる。
「お前はペンか‼」
ダイキが突っ込む。
「じゃあ、なんか書いてみそ」
僕は服をたくし上げ
お腹を突き出す。
フミオは、そのお腹に
頭をグリグリと
押し当てる。
ドワッ
と、クラスの皆が
大笑いした。
みんな、大笑いした。
その笑い声は、
ずっと続いた。
ずっとずっと
続いた…
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