投獄

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「リーダー研修会・・・ですか?」     放課後、生徒会室に集合するのはもう日課となっていた。 しかし、毎度いきなりの催しごとに慣れることは無かった。     「ってか、先月もやりましたよね。」   「あの時は華菜がいなかった。」   結局そこなんですね、会長・・・     先月の研修で、入学前の華菜ちゃんをこっそり連れてこようとしたことをぼんやりとおぼえている。 結局真夜先輩に見つかって、黄泉の入り口まで逝ってきたとか・・・   本来生徒会のメンバーは10月に引き継がれる。 俺達もその時に推薦された。 それをまったく無視して、4月に入学してきたばかりの華菜ちゃんをメンバーに入れたのは言うまでも無い。       「じゃあ手前等二人ですりゃあいいじゃねえか。俺達をくだらねえ飯事に付き合せんなよ。」   珍しく来ていた葵が悪態をつく。   「あら、何の為に貴方みたいな糞餓鬼を生徒会に推薦してあげたと思ってるの?」   真夜先輩、今日も笑顔が素敵です。   「何が言いたいんだよ、’魔夜’先輩?」     「てめえの価値は家事しかねえんだよ」     待て待て、今の幻覚!? なんかこの世にいちゃいけない存在を目にしてしまった気がする 気のせいだよね・・・って、葵が口から泡吹いて倒れてる∑( ̄□ ̄;)   「ちょ葵、保健室か?救急車か?はたまた霊柩車か!?」   「翔吾くん、放っておいても大丈夫よ。すぐに土に返るから♪」   何が大丈夫なの!?       ピクリとも動かない葵に、寅吉先輩が黙祷を捧げる。   「葵・・・天国の母さんによろしくな。お前の罪は代わりに償うから・・・翔吾が。」   「俺!?ていうか葵も先輩のお母さんも死んでないから!!」   「あっちゃ~間違えちったwてへ」   茶目っぷりをアピールする先輩。 なんだろう、この嫌悪感は?
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