小心者

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背中に嫌な汗を大量にかきながら私は鍵を閉める手ももどかしく慌てて便座へ腰掛けた。 ようやく一息ついた。もう安心と思った頃、私の携帯が大音量で鳴り始めた。 相手は書類を今か今かと待ち構えている先ほどのアイツである。 私はその電話に出るか出ないか迷った。
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