2/14(木):竜

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抵抗する間も無く、俺の顔や手は隼人の舌によって舐め回される事になった…;; そんな隼人のあまりにも恥ずかしい行為に、ただただ俺は棒のよーに突っ立ってるしかなかった…。 何故か声も出せないし…抵抗する気力もない。 でも唯一、心臓の鼓動だけは……元気にドクドク動いてる…/// なんて恐ろしい呪縛なんだ…;; 『ん…甘くておいしかった(笑)ごち♪』 『ば…かッ…///』 ホントは殴ってやりたいのに……何故か体が麻痺して声を出すので精一杯だった…;; そんな事はお構いなしに、隼人はウキウキと喋り出す。 『顔についてたチョコもおいしかったけどー(笑)竜が作ってくれたヤツが食べたいなぁ~♪作ってくれたんだろ?な?な?』 ウザ…;;何回も聞ーてんじゃねーよ… 『か、勝手に出して食べろっつーんだ…//』 『やったーー!!…って、え………竜が手渡ししてくれんじゃねーの?』 『………は?』 『いや…自分が探すっつーのも魅力的だけどさ、やっぱつまんねーよ。俺…竜からの手渡しがいい!』 『な…なんてワガママな奴なんだ…;;』 『でも……竜もせっかく作ったんだしさ、ここまで来たら最後渡すまでやりたいって思わない?』 ゔっ…;;変な所で全部お見通しなのがマジムカつく…!! そーだよ…俺は手渡しだけ出来りゃいいとさえも思ってた。 渡して…その後の隼人の反応が楽しみなんだ。 俺は無言で冷蔵庫まで行き、ケーキを取り出した。 『…ほらよ。バレンタインデー……そんでもって俺の気持ち///』 チョコケーキを貰った隼人の手が微かに震えていた。 『ケ、ケーキ…!?』 『な、なんだよ…;;あッ!……もしかして生焼けなんじゃねーか?…って心配してる?なにせ俺一人で作ったからなぁ…;;』 『違う違う!……感動してんの!!』 かんどー? 『いやー…チョコを作ってくれてんのは知ってたけどさ、まさかケーキ作ってたとは…(涙』 『え……知ってたの!?』
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