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抵抗する間も無く、俺の顔や手は隼人の舌によって舐め回される事になった…;;
そんな隼人のあまりにも恥ずかしい行為に、ただただ俺は棒のよーに突っ立ってるしかなかった…。
何故か声も出せないし…抵抗する気力もない。
でも唯一、心臓の鼓動だけは……元気にドクドク動いてる…///
なんて恐ろしい呪縛なんだ…;;
『ん…甘くておいしかった(笑)ごち♪』
『ば…かッ…///』
ホントは殴ってやりたいのに……何故か体が麻痺して声を出すので精一杯だった…;;
そんな事はお構いなしに、隼人はウキウキと喋り出す。
『顔についてたチョコもおいしかったけどー(笑)竜が作ってくれたヤツが食べたいなぁ~♪作ってくれたんだろ?な?な?』
ウザ…;;何回も聞ーてんじゃねーよ…
『か、勝手に出して食べろっつーんだ…//』
『やったーー!!…って、え………竜が手渡ししてくれんじゃねーの?』
『………は?』
『いや…自分が探すっつーのも魅力的だけどさ、やっぱつまんねーよ。俺…竜からの手渡しがいい!』
『な…なんてワガママな奴なんだ…;;』
『でも……竜もせっかく作ったんだしさ、ここまで来たら最後渡すまでやりたいって思わない?』
ゔっ…;;変な所で全部お見通しなのがマジムカつく…!!
そーだよ…俺は手渡しだけ出来りゃいいとさえも思ってた。
渡して…その後の隼人の反応が楽しみなんだ。
俺は無言で冷蔵庫まで行き、ケーキを取り出した。
『…ほらよ。バレンタインデー……そんでもって俺の気持ち///』
チョコケーキを貰った隼人の手が微かに震えていた。
『ケ、ケーキ…!?』
『な、なんだよ…;;あッ!……もしかして生焼けなんじゃねーか?…って心配してる?なにせ俺一人で作ったからなぁ…;;』
『違う違う!……感動してんの!!』
かんどー?
『いやー…チョコを作ってくれてんのは知ってたけどさ、まさかケーキ作ってたとは…(涙』
『え……知ってたの!?』
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