11/11(日):竜

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ポッキーなんか…大っ嫌いだ!!/// 隼人がルンルン気分で帰って来たから何か起こるな…とは思ってたんだ。 しかもスキップしてて…マジ恐かった。 でも隼人はバカだから、いつものことだな…と思い、別に何も気にしなかったのだ。 『ポッキーゲームしよーぜ!!』 この時に何故俺は危険を察知しなかったのだろう… 『ポッキーゲーム?………何それ?』 『……。えぇーーーーーー!!竜ちゃん…あの…あの有名なポッキーゲームを知らないの!?』 『…知らなくて悪かったな』 『いや別に…;;…もしや今日が何の日かも知らねぇんだろ?』 『………』 『やっぱり。今日は11/11で1が月日で一番多いだろ?1がポッキーの形に似てるからポッキーの日なんだよ』 『ふぅん…』 『で、その日を祝して買って来た♪…って、そんなのどーでもいぃからさっさとやろーぜ』 はいっと渡されたポッキー 『口にくわえて♪』 と口にくわえた瞬間、隼人も反対側をくわえた。 え…なんか嫌な予感;; そして隼人がどんどんかじってくるもんだから、思わず俺はポッキーを口から離してしまった。 『ちょっ//な…隼人!何してッ!!』 『何って…食べてるだけ?』 『んなの分かってるよッ!!だっ…隼人が食べたら…俺のくっ…と隼人のく、くちがぁ…!!///』 あたふたしている俺に対して、隼人の顔はニヤニヤしていた。 うわー…今考えると相当ムカつくな 『大丈夫だいじょーぶ♪寸前で止めるんだから』 『…だからって…//やっぱ嫌だ』 すると隼人は少し悲しそうな顔をして… 『じゃあ竜はゲームしてくんないの?』 『や…る訳ないだろ!』 『日向やタケはノリノリでやってくれたのに』
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