恋する乙女をご存じで?

2/8
前へ
/43ページ
次へ
    「おはよう」 毎朝 私は彼にそう言う。 「おはよ」 彼はちゃんと返してくれる。   でも…それだけ。 今日もまた、それだけ。 「明美ってばずっとそのままでいるつもり!?」 「え…だって今更どうすればいいか分かんないし…恥ずかしいし…なんかしタイミング逃したってゆうか…」 ぶつぶつ言い訳がましく言っている私を見て、美由紀は我慢ならないようだった。 「ったく…恋愛経験豊富な美由紀様がアドバイスしてあげるわ!!」 美由紀が胸を張って言った。image=228540272.jpg
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加