恋する乙女をご存じで?

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「絶対ダメ!!」 …あ 思わず叫んじゃった。 周りにいたクラスメートがこっちを向いている。 おそらく真っ赤であろう顔を伏せると 美由紀がのぞきこんできた。 「……本当にこのままでいいの?」 美由紀がいじわるく笑っている。   ゔ…‥やられたぁ…。 「ヤダけど…ホントに無理だよ」 私は美由紀みたく可愛くないし人懐っこくもない。あの人を前にしたら絶対舞い上がっちゃう。 イキナリなんて…話かけらんないよ。 ぐだぐだ悩んでる私を見ながら美由紀ははぁっ…とため息をついた。 「明美は照れ屋だからなぁ…じゃあアタシも一緒にいてあげるからっ!一緒なら怖くないでしょ?」 「…‥いいの…?」   「うんっだから頑張ろうよ!」   「美由紀大好き~~ありがとぉ!」 私は美由紀に抱きついた。 「じゃあさっそく…」 「ちちちちちちょっと待って!無理!心の準備させて」 「は?じゃあいつ行くのよ?」 「………明日…」 「……」 うう…そんな目で見ないでよお。 どうせ私はチキンですよ…
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