月曜日

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――――――――殺される!!! 反射的にしゃがみ、目を瞑る。 衝撃が次にくるとわかっていても、動くことなんか出来なかった。 庇うように手で頭を覆う。 「………??」 時間が長く感じる。 しかし、想像していた衝撃が来ない。 あまりに長い無音状態に、ソロソロと上を見上げる。 そこにはやはり、黒いマントを被る人が立っていた。 「なぜ…」 驚いているようだった。 「え??」 なぜって、私の台詞じゃないだろうか?? なんて思っていたら、 キキキキキキ-ーーーーッッッッ! ドンッ!!カシャーンッ!! 「?!」 私があと少しで渡るはずだった十字路。 そこの角の電柱に車がぶつかった。
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