二章~間宮家~

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いきなり入ってきたじぃちゃんにもビックリしたけど、それよりもじぃちゃんが言った言葉に一番驚いた。 「どーいう事だよ、じぃちゃん! じぃちゃんの息子は和志オジさんと和依オジさんの二人だろッ!? それに母ちゃんの3人だけじゃないか!? ついにボケが始まったのか!?」 「失礼な!!まだこれっぽっちもボケとらんわ、クソ餓鬼が!」 「それはこっちに、置いといて」 物を横に退ける動作をする恭二。 「じゃあ何で息子なんさ!?」 「養子として引き取ったんだのだよ!」 「ハァ!?んで、何でその養子になった人が俺の部屋にいた訳? つか、養子がいたなんて始めて知ったよ!!」 「当たり前だ!!このバカ孫がぁあ! 昨日の昼に言ったのだから、その場にいなかったお前が分かる訳ないだろうが!!」 額に青筋をたてて怒鳴る鷹義の迫力は物凄いもので、それに対抗する恭二は慣れているのか、屁の合羽とでも言うように、どこ吹く風である。 .
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