二章~間宮家~

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鷹義の額に青筋が増えていく。 それを見た久遠が、体に障りますよ、と言うと、鷹義が素直に大人しくなってしまった。 それを見て、恭二は「コイツ……出来る!」と思ったとかなんとか。 「お前がいつまでも遊び呆けて、帰りが遅いからコヤツをここに泊まらしておいたのだ。 帰ってきたお前をとっかまえて説教してやろうと思ってな♪」 自分の計画通りに進んだ事が嬉しかったのか、機嫌もスッカリ良くなっている。 一方、恭二はというと、地団場を踏んで悔しがっていた。 「おぉ、そうそう。コヤツの名前は久遠だ。お前と同じ年だから、仲良くな♪」 「えぇぇぇぇえ!!俺とタメ!? 嘘だろ~?この年でこの落ち着きようって!?」 恭二は久遠を指差しながら言う。 指差されたにも関わらず、表情を変えない久遠。 恭二は改めて久遠を見た。 さっきまで、余裕が無かった為気付かなかったが、久遠をよく見てみると、銀髪にスカイブルーの瞳。 目を引く容姿だと思った。 .
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