二章~間宮家~

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背は自分よりも少し高い。 ほんの少しだよ? 5㎝ぐらい離れてたって悔しい訳じゃないよ? でも、俺これでも178はあるんだぞ? この年にしたら結構デカイ方なんだからな! でもちょっと羨ましいって思うのは内緒な? それに俺、コイツとの出会いは最悪だったケド、なんか良いダチになれそうな予感♪ 「んじゃ、改めて。」 オッホンというわざとらしい咳払いをして久遠に向き直る恭二。 「俺、間宮恭二!16歳。好きな事は遊ぶ事♪嫌いな事は勉強する事♪ スリーサイズはヒ・ミ・ツ☆キャハ///」 「スリーサイズは聞いてないし興味も無い。 俺は久遠。よろしく。」 恭二のバカげた自己紹介をすっぱり一蹴する。 そこまでキッパリ言われた事が無いのだろう。 すっかり落ち込んでしまった恭二。 「あ………ハイ……。」 それを見ていた鷹義はゲラゲラ笑う。 .
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