三章~買い物~

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久遠達は今、人で一杯一杯の街中を歩っていた。 その中でも、久遠の銀髪は目を引くもので、老若男女問わず皆が振り返る。 その横で、地から足が離れそうな程幸せな気分に浸っていた恭二。 鷹義は普段、そんなに厳しくないのだが、恭二があまりにも夜に抜け出すので、恭二にだけ、学校に行く以外許可を求めない限り、街に出掛ける事が出来なかった。 だが、今日は久遠に街案内すると言って鷹義に許可を取った。 鷹義が家に帰って来て一週間も経つ。 その間、恭二は全くと言っていいほど外に出られなかった。 夜、抜け出そうとしても、恭二の部屋の隣の部屋に住む事になった久遠によって、外に出る前に捕まえられる。 .
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