変わってしまった自分

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「それがどうかしましたか?」 完全にあたまにきて、振り返り冷ややかな笑顔で聞きかえす。 「そんな顔しなくてもいい…どうだいこの話を受けてくれるなら手術代と入院費用は僕が個人負担しよう!」 「えっ、、」 昇ってた血の気がサァッと引き、予想外の言葉に僕の気持ちは揺らぐ… 「しかも君が高校を卒業するまででだ…それを過ぎて嫌だったらさっさとやめてくれてかまわない」 しばし沈黙。 いきなりの提案で少し驚いたが、よくよく考えると願ったり叶ったりかもしれない。普通なら何十年も掛かるところを、たった3年足らずで達成できるのだ。これで決まり、断る理由がなくなった…… 「………わかりました…しかしいくつか条件があります…」 静かに僕は答える。 「ん?」 「まず今まで通り学校に通わせて下さいそれとこのことはまわりには秘密にしておきたいんですが……」 母さんには秘密にしておきたかった…無駄に気を使わせたくなかったしそんなことを言うのも恥ずかしかったのもある…何より学校にばれたら多分退学だろう。
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