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疑問に思って僕が尋ねると、おじいさんはハハッと軽快に笑った。
「元々趣味みたいなものだからね。売れなくても別にいいんだよ」
「そうなんですか?でもこんなにいい感じなのに勿体ないです」
おじいさんの笑いに、楓ちゃんが少し不服そうに声を上げる。
「ありがとうお嬢さん。褒め言葉として受け取とらさせていただくよ。
ところで、どんな物をお探しかな?」
おじいさんはまた楓ちゃんにニッコリと暖かに微笑み、僕に振り向いてそう聞いて来る。
「あの、妹のクリスマスプレゼントを探してるんですが……」
僕は怖ず怖ずとおじいさんに尋ねる。
「おお、それならいい物がありますよ」
おじいさんは嬉々として喜んで、近くにあった藁で編まれた籠の中から一つのネックレスを取り出した。
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