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するとポケットの中で携帯のバイブ音が聞こえた。
「(ブゥゥンブゥゥン)」
携帯をポケットの中から取り出しメッセージを読んでみる……
「(今日は少し早めにスタジオ入りらしいからシュンも遅刻しないでね!……ヒカル)」
「げっ…」
そのメールを見た途端、いっきに心臓がガクンと落ちる。
「ハァ~だいたいなんでこうなってしまったんだ、、」
僕は身体を机に突っ伏し盛大なため息をついた。
そうそれは一年前のある出来事に遡る……
あれは確か一年前、夕焼けが綺麗な日だった。
「………あ~今日はバイトかぁ~めんどくさいなぁ」
夏の蒸し暑い日。
僕は今日のバイトを愁いながら、長い商店街を抜けているところだった。
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