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「午後5時15分ターゲットを確認!確保します」
「……ふぁ~眠いなぁ~、、ん?」
ちょうど人が少ない交差点にさしかかったところだ。
ドタドタとうるさい音が後ろから聞こえるものなので後ろを振り向くと……そこには背が高く屈強そうな黒服を着た男が立っていた。
「ターゲットを確保完了目的地に移動します」
「えっ?ちょっ待っ!!」
ほんの一瞬、次の瞬間には口を塞がれ車に放り込まれてしまう。目元には黒い布が巻かれ、一切何も見えない。
「(あ~もう僕はこのまま連れていかれ殺されてしまうのだ…父さん母さんさきゆく僕をお許し下さい)」
かなりのスピードで走る車の中でそんなのんきなことを考えていると、体がだんだんということをきかなくなっているのに気付いた。
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