躊躇なく戦闘開始

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躊躇なく戦闘開始

少々、和やかな会話が続いていた。 護衛の軍人数人は、始めこそ暇そうにしていたものの、いつしか会話にのめり込んでいた。 その時であった 周囲にサイレンの音が響き渡った。同時に、数回の衝撃を覚えた。 長官「何が起きたぁ!?報告しろ!」かなり焦っている。 軍人「ゲリラが侵入してきました!数は10!!侵入時にRPGを放ったようです!」 長官「マジかよ!?勇気ありすぎだろ!!ミル(ミハイルの愛称)と隆!金出すから纖滅してきて~」 実は、隆の認識番号は佐島が作ったパスみたいなもので、軍人の識別用ではなかった。つまり、隆も傭兵であった。 そんな最中、既に隆はフル装備であった。ピクセルカモで固めた迷彩に、M93RとオートマグⅢを装備したいわゆるハンドガンナーであった。 隆「ノルマは?」 長官「纖滅だろ!」 隆「了解」 このやりとりが終わると同時に、ミハイルが装備し終えた。 ミハイルは、米軍の3C迷彩にM733、ガバメント、G18Cを装備していた。M733にはフォアグリップとバイポットが装着され、的確な支援と運用性を兼ね備えていた。 ミハイル「やるしかないか…」 そういい残し、部屋から出た。 隆「で、どういう作戦で?」 ミハイル「俺がきめんのかよ!つか、作戦とか言わないでくれ。今まで一人で戦ってきたんだ。出来るだけ支援す…うぉぁ!?」 2人は、壁に張り付いた。敵を見つけたのだ。 隆「さっき、支援してくれるって言ったよね?俺が5発以上撃ったら、支援してくれ!」そういった後に、壁から飛び出た。ミハイルは黙ってうなずき、敵に銃を向けた。 確認できた敵は5人、しかも隊列を組んでいない。彼は、一人につき一発で倒すつもりなのだ。 …ドッ… 鈍い音が響いた。隆は、1人を殴り倒した。 敵が倒れる前に受け止め、静かに床においた。 そして、同じやり方で2人倒した。 残った2人は左右を確認しながら部屋の一つ一つを開けている。しかし、仕事時間のために人は居なかった。 隆は、2人が射程内に入ったと同時に、93Rとオートマグの二丁持ちで2人の両肩を撃ち抜いた。 反撃できない敵を気絶させ今まで倒した敵を含め、連行した。 その時、ミハイルのケータイが鳴った。佐島からだ。 ミハイル「佐島さん!敵にバレたらどうするんですか!」 長官「あ~大丈夫だから。残りは外に居るみたい。俺を狙撃してるからさ~倒してきてくんない?」後ろの方では、着弾音が聞こえる。
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