始まり

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人生何があるかわからない。 一寸先はなんとやらで、いいこともあれば悪いこともある。 俺は今まで悪いことばっかりあってきた。 例えば階段から落ちて足を骨折したり、車のドアに手を挟んで指を切断しそうになったり・・・。 まあ、ほとんどはオレの不注意だが、一番ひどかったのはアメリカでいきなり銃を突き付けられて殺されそうになったことだ。 だが俺は何も悪くない。 そして、今度の悪いこともオレは何も悪くない。俺はただ、次の旅に向かうために空港に向かうために歩いていただけだ。 それが、 「危ない!!」 声がするほうを振り向くと、そこにはカーブを曲がり切れず、俺に向かってくる車があった。 「あぁ、死んだな・・・。」やけに冷静な俺。 そして、目に映る風景がゆっくりゆっくり流れて、そして俺はすごい衝撃とともに宙を舞った。 「キャー!」 「うわぁー!事故だ事故!救急車呼べ!!」 薄れゆく意識の中で悲鳴やらが遠くで聞こえる。 そして、俺は意識を失った。
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