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まだ少し涙が浮かんでいたが、初めよりはまだ落ち着いた顔に戻っている。俺はホッとし、強い娘だなと思った。
薫)「あ、そういえば、昼飯まだだっけ?」
美咲)「え?あ、はい。告白する為に来たんで。まだ…ですけど。」
話に夢中で昼飯を食べることを忘れていた。
薫)「今回結構多めにパンとか購買で買えたんだ。良かったら一緒に食べないかい?」
気前良さそうに聞いてみた。
美咲)「え⁉悪いですよ。薫さん、お腹空いてるのに分けて貰うなんて。」
薫)「別に悪くないよ(笑)言ったろ?『一緒に食べないか』って。悪いなら誘わないよ~。好意で言ってるんだから。」
美咲)「そ、そうですか?……それじゃ、頂きます(照)」
照れながらもパンをかじるその仕草は可愛らしかった。
そして穏やかな時間が過ぎた。
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