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が、垂れ下がっていた布団を踏んでいたため道連れの共倒れになる。
俺は何やら柔らかい物を掴む。
明らかに布団ではない。
その瞬間、先程の事を思い出す。
手の位置を確認。明らかに膨らみがある。
更に視線を上にずらす。
そこには雫が顔を赤くしながら倒れている。
沈黙…外はスズメが鳴いている。
暫く間を置いて、雫が口を開く。
雫)「あの…その……薫くん重いし、手を退かしてくれないかな?」
俺は慌てて飛び退く、そして赤面しながら謝る。
薫)「ご、ごめん。その…不過程抗力って奴だ。マジでゴメン!」
汗をダラダラ流す俺。
大抵この後は、雫が取り出すアル物により天誅が下る。
雫)「か、薫くんの……」
そこまでセリフを聞くと天誅が入る。
コイツの得物は……
ハリセンだ。しかも紙のクセに無茶苦茶堅い。
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