2670人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
さて、聖治君の家のベランダに着いたはいいが、サタンはどうやって入るつもりなのだろうか……。
「冬夜君」
「何だよ?」
「煙突は一体何処にあるんですか?」
「マンションに煙突がある訳ねーだろ!」
駄目だこの人。いやっ、人じゃないけど……。
「つーか、お前俺ん家にはどうやって侵入したんだ?」
「勿論この針金でグリグリと」
「やっぱ泥棒だなお前」
コイツ後で警察に突き出そうかな?
でも警察に迷惑か……。
「んで、どうやって入るんだ?さすがにベランダの窓に鍵穴はねーぞ?」
「心配には及びません冬夜君。僕の魔法で見事に潜入して見せましょう」
そう言うとサタンは、窓の室内側にある鍵の部分に手をかざした。
よく考えればビックバンを使えるぐらいなんだがら、鍵を開けるくらいサタンには楽勝なのかも知れない。
「いきますよ冬夜君!ベギラゴ…」
「待てぇぇぇぇい!!!」
俺は慌ててサタンを止めた。
間違いなく今のベギラ〇ンだったよね?ドラ〇エのギ〇系最強のあのベギラ〇ンだったよね?
最初のコメントを投稿しよう!