クリスマスの侵入者

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アパートに着き鍵を開けると、誰もいないいつもの暗い部屋が俺を出迎えた。 別に寂しくなんかないよ。慣れてるもん。 部屋の電気を付けるなり、俺はコタツの上にバイト先のコンビニで買ってきたショートケーキとシャンパンを取り出した。 俺だって少しはクリスマス気分を味わいたいんだよ。 部屋着に着替えてテレビを付け、コタツに入ってふと時計に目をやると、時間は既に深夜0時を回っていた。 つまり、もうイブは終了して今日はクリスマスなのである。 「結局今年も1人だったな。明日もバイトだし、さっさと食って寝るかな」 俺はそう独り言を呟いて、ケーキの箱を開いた。
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