◇浦島太郎
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さて。 亀と太郎を残し、砂浜は静まり返ります。 傷だらけの亀は、まんまるの黒い瞳で、 まっすぐに太郎を見上げています。 「おまえは漢方薬になるそうだ。偉いな」 太郎は何の気なしに話しかけました。 「俺みたいな男をな、人間の世界じゃ “薬にも毒にもならない奴”て言うんだ」 亀を片手に持ち、 太郎はまた砂浜を歩きます。
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