◇浦島太郎

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宮殿。 庄屋の屋敷にすら近寄れない太郎ですから 腰が引けてしまうのも無理はありません。 童子は太郎をぐいぐい引いて、 なんと謁見の間に連れて行ったのですが、 太郎はその部屋の意味も知りませんから、 豪華な椅子が一つだけの部屋に、 ぽかんとするばかり。   ふいに、銅鑼が鳴り響き、 太郎は驚いて目を閉じてしまいました。 それから恐る恐る目を開けると…
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