◇浦島太郎

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むかしむかし、あるところに。   年老いた母親と二人で暮らす、 漁師の若者がおりました。 手には釣り竿、腰にはビク(小さな籠)。 ですから、 川魚なんかを相手にするのでしょう。 けれども、 その日は砂浜を歩いておりました。   名を『浦島太郎』と申します。
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