部屋。

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いっそのこと、割ってしまえばいいじゃないか。 少し助走をつけて、思い切り蹴りつける。 ガンッ 割れない・・・ ファルコン「それは特殊強化ガラスです。たとえバズーカ使っても壊れませんよ。」 ・・・そんなバカな。 どうするか・・・コードなんか知らないし・・・ あたりを見回す。 ホワイトボードにメモが貼ってある。伝言メモらしく、たくさん貼ってあったが、一枚だけ数字の書いたメモがあった。 「座標 01 12 23 11 02 21 00=* 入力ミスは三回まで」 ・・・なんだこれ。 こんな簡単な暗号でコードを隠したつもりなのか?まったく。 00=*ってことは携帯の*がOってことだ。 だから、コードは753849だ。 ピピッ (コンプリート) (ケースオープン) ガラスケースが開いた。 中に入っているのは、銃の部品がいくつかと、日本刀、それにもう一つは見たこともない銃だった。 銃、というより生き物のような滑らかさを持っている。 リュウ「ファルコン、この銃のことを教えてくれ。」 ファルコン「生体兵器応用型特殊光学兵器オメガαです。」 リュウ「他には?」 ファルコン「機密LV4です。」 リュウ「わかった、わかった」 まったく、機械は嫌いだ。
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