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うーん、やることがなくなったな。
コントロールルームに戻った。
アモン「リ、リュウ!卵が・・・卵からなにか生まれそうだ!」
いったいなにが生まれるんだろうか。
卵を床に置いて、様子を伺う。
ピキッピキッ
・・・・。
数時間して、いよいよ全身が露わになった。
確かに爬虫類のようだが、みたこともない生き物だ。
まず、蝙蝠のような翼がある。全身は燃えるような紅い鱗に包まれて、角が二本。まるで・・・
リュウ「ドラゴン?」
ファルコン「現在確認されている生物、現存、絶滅、どのデータにも該当しませんが、確かにドラゴンに類似する点がみられます。」
・・・そうかいそうかい。
ドラゴン「うきゅ?」
目が合った。
ドラゴンはよたよたと俺に近づいて、足にしがみついた。
・・・かわいい。
アモン「親と、認識した?」
ファルコン「そのようです。」
アモン「名前を付けてやれよ」
な、名前・・・
名前・・・
急に言われても。
・・・まあ、時間はまだある。どうせ先へは進めないのだ。ゆっくり考えよう。
ドラゴン「きゅぅー」
・・・。
・・・。
ファルコン「薬品庫の硫酸除去が終了しました。」
まだ名前は決まってないが、先に行くか・・・。
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