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ツンデレラが城に足を踏み入れて一番最初に見たのは、派手なドレスに身を包んだ貴婦人ではなく、また、王子様でもありませんでした。
ツンデレラが一番最初に見たものは、一人の少年だった。
その少年はどこかの国の王子様でもない普通の少年。
どうやら迷い込んでしまったらしい。
しかし、
ツンデレラは気付いていた。
少年が『ショタコン婦人ハンターであるという事に。』
(玉の輿狙いの婦人が集まる場を狙う…か。単純だけど効率は良さそうね)
少年は何かに気付いたようだツンデレラのもとに寄って来て、一言呟いた。
「お姉ちゃん…何者なの?」
「私はツンデレラ。それ以上でも以下でもないわ」
「どうして気付いたの?」
「こんな所に子供が迷い混む訳ないじゃないの」
「……チッ、バレちゃったら仕方ないな。…口止め、幾ら出せばいい?」
「金はいらないわ。その代わり…」
『私の命令を聞きなさい』
「(´ーωー`)yー゚゚゚分かった。何をすればいいんだい?」
「アンタは全力でハンティングしてなさい。玉の輿狙いの婦人を中心に、よ。」
「ハハハ!成る程。敵を減らそうって考えか。いいぜ!俺も特をするんだ。やってやるよ。」
「邪魔が入りそうなら容赦なくハンティングしなさい。失敗したらくそみそ行きだから覚悟しなさい。」
「アンタも本気なんだな…」
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