プロローグ

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「あのー、私は?」 「あんたはそこの暖炉の灰の中から黄金探してなさい」 そこ、やっとらしくなってきたとか言わない。 「灰の中に黄金なんてあるわけ無…」 「じゃあ一からコンソメスープ作りなさい。ちゃんとダシを取るのよ」 「そんな無茶な…」 「あ、アクもちゃんと取りなさいよ?手抜きはダメ」 「はい…でも勘違いしないでよ!?あんたのために作るんじゃないんだから!」 「あの子たちも準備出来たみたいだから、行ってくるわね♪フンフーン♪」 (むっ、無視されただと!?) 家を出て、舞踏会の会場である城に向かう継母一行をただ、見ていたツンデレラであった。
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