殴り込みじゃー!!

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殴り込みじゃー!!

ツンデレラはお城に向かう道中、ある事を考えていた。 そうだ『ガラスの靴の落とし方だ。』 シンデレラは焦っていたせいでたまたま落としたのかも知れないが、ツンデレラは違う。 少しでも王子様の気を惹こうと必死なのだ。 「違っ、そそそんなんじゃっ…(赤面」 しかしながらツンデレラはある一つの事を忘れている。 『王子様は果たして好みのタイプなのか。』 シンデレラの場合はお互いが好みのタイプだったため、一度踊っただけで恋に落ちたと思われるが… 『いや、逆を言うならお互い面食いだったとも十分考えられる。』 「ちょっとアンタ。さっきから何語ってるのよ」 『シンデレラの個人的分析及び仮定です』 「アンタ…馬になっただけなのに頭良くなりすぎよ。タナカ。」 『おっと、自己紹介が遅れていました。私、元ネズミのタナカでございます。』 『同じくオオタでございます。以後お見知り置きを。』 「脇役のクセに生意気な…」 『私達を馬にしてくださったのは貴女でしょう?』
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