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シーナ
「(追うとしてだ。こっちは徒歩に対し奴らは羽付きで移動してる。…いや、そもそも、奴ら目的は間違いなくモビルスーツだろう。まあ、少なからず物資もあさるだろう…。)」
いくら考えを廻らせようと、堂々巡りになるだけで答えなどない。
…いや、答えは出てる。
里に戻ればいいのだ。
しかし、それではここまで来た意味が全くなくなってしまう。
結局、答えはでないまま。その日は夜を向かえる事になってしまった。
トウラはテントで鼾(いびき)をかき。グーグーと寝息を立てている。
それに対し、シーナは寝ることはできず。焚き火の前で一人物思いにふけていた。
シーナ
「…今から行ったとしても、奴らにほとんど回収されてるだろう。…とはいえ、何もしないで帰るのはここまで来た意味を無くしてしまう。…なら行くだけ行ってみるほうがいいな。」
決意を固めたシーナは、座る両膝をパンッと叩き。先に眠るトウラの居るテントに入り。そのまま就寝した。
ウラキ
「ガラマデ様。到着しました。」
ガラマデ
「…あ、そう。じゃあ、あんたらさっさと探索してきなさい。」
そう言って、ガラマデは手をシッシッと敬礼するウラキを追い払った。
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