二人のモヤモヤ

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そして昼休み、ラッキーな事にその子が社会科室に現れてくれた。 何か必死になって謝ってたけど、取りあえず会話する事に成功し、名前も教えてもらった。 藤枝は突然教室に戻らなくてはいけないと言いだし、俺はまだ藤枝と話がしたかったから手を掴んで止めた。 教室ではあんまり喋れそうに無い。 このチャンスを逃してはならないと思った俺は、これからも昼飯を食うことを頼み込んだ。 正直、なんで自分がこんなに必死になっているのか分からなかったが、もっと藤枝に近づきたかったんだ―… 日の光が顔に当たっているのが分かり、俺は目を覚ました。 ……夢 眩しい光に目を細めて手をかざすと、藤枝が口を開けて寝ているのが見え、俺は藤枝に膝枕をしてもらっていた事を一瞬にして思い出した。  
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