One――
1/6
読書設定
目次
前へ
/
98ページ
次へ
One――
旅人は、その子の損傷を判断した。 「…頭蓋骨にヒビがある…手は…無し、足は…右を少し」 確かめるように頷いて、その子の頭から背中にかけて板を敷いた。 そして子どもを板ごと抱え、振り向いて私たちに微笑んだ。 「さぁ、行きましょう。こちらからなら歩けます」 そのまま、旅人は歩き出した。 爆発物の転がる、荒れ果てた大地を。
/
98ページ
最初のコメントを投稿しよう!
16人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!