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筋骨隆々の屈強な若者達。
不思議な光を放つ【シャイニング・ブロスト】と呼ばれる聖なる剣を掲げ勇者達は戦った。
並み居る魔者達は、その聖なる剣で攻撃されると、なぜか元の人間の姿に戻った。
そして、勇者の強靱な力を恐れた魔王は深い山の奥に身をひそめたらしい。
幼い私は、テレビに食い入るように勇者達を見つめた。
角刈りの黒い頭。筋肉の盛り上がった二の腕に厚い胸板。マントを翻し、重厚な鎧をその身に纏っていた。
その上、清楚で高貴な雰囲気を漂わせ、それはまさに英雄そのものだった。
私は憧れた。
自分もこんな勇者になりたい、と。
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