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「そういや良隆見たぞ~」
圭吾がニヤニヤしながら言う。
「何を?」
「朝っぱらから相田と接触しちゃったね~」
圭吾の言葉に良隆よりも先に康弘が飛びつく。
「おっ、マジでマジで~」
「接触って言ったって、翔子付きじゃん!」
良隆は親友二人のいやらしい顔を怒り気味に睨みながら言う。
その言葉に康弘はつまらなさそうに息を吐く。
「な~んだ、つまんね~」
康弘の言葉に抗議の声を上げようとした時、タイミングよくホームルーム開始のチャイムが鳴り担任が教室に入ってくる。
それまで騒がしかった教室内が一瞬にして静まり返る。
日直の生徒が号令をかける。
いつものように退屈な学校生活が始まった。
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